排水管からの逆流による水漏れを発見・修理

台所の天井から雨漏りしてるので見に来て欲しいと依頼を受けましたので現場調査にお伺いしました。

築20年から25年くらいのお宅で二階に台所がある二世帯住宅です。

まず最初に外壁・屋根から雨漏りしてないか、確認することを考えたのですが、外壁からは2間弱(3.7m前後)ほど離れた箇所から水漏れしているので外壁や屋根由来ではない、と判断しました。

そこで、家の水道を一切使用しない状態で水道の元栓を確認したのですが、急激にコマが回った様子は確認できなかったので、給水ではないのかな?と考えました。

お客様のお話では、『数ヶ月前から天井に染みが出てきて、水漏れし始めた』とのことでしたので2階の台所の水栓器具と排水付近を確認することしました。キッチンの引き出しを開けて、カバーを外したら排水口と床材の境が汚れてました。おそらく、排水がなんらかの原因で逆流して床材が汚損したものと思われます。とりあえず、その日は排水口につまりを取る薬剤を入れて様子を見ることにしました。

 

それから数日経過して、1階の台所天井を開口して調査したところ、案の上、排水管からの逆流による水漏れであることがわかりました。断熱材、天井材のボード、木部が汚損されてました。

 

 

排水口の汚損

 

台所の排水口が汚損してます。

 

とりあえず、排水管のつまりは取れて、機能的には問題は無くなりました。

1階の台所の天井とクロス、断熱材は排水管の水漏れによる汚損ですので住宅総合保険で修理費用を賄えるので事故報告したらいかがですか?とお客様に申し上げました。写真と見積りを保険会社に郵送したところ、写真・見積りでは否認されたようでしたが、その後鑑定人が来て鑑定を行い、無事認定されたようです。

 

給水管や排水管からの水漏れは、わかりにくいことが多いのですが、問題点を切り分けながら順序立てて調べれば、原因を突き止めることができます。

この事例と同じようなお悩みをお抱えの方、ぜひご相談下さい。

 

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