もともと樹脂と強化繊維は大変相性がよく、両者は強力に一体化することができます。
樹脂が本来持っている接着力に、鉄の数倍の引張り強度を持っている強化繊維を併用するとき、2つの異なる素材は互いに連携して一体化し、相乗効果を発揮して、被覆された構造物の体力を格段にアップさせます。
身近な例ではサーフィンボード。この素材は発泡スチロールですが、ガラスクロスと樹脂で被覆することによって、波の強大な衝撃にも耐える強度を持つことができます。
このような優れた工法であるハイブリッド工法は、橋脚や高速道路などの公共工事にも数多く用いられています。
強固なはずのコンクリート、でも100年建造物がないのはナゼ?
コンクリートの劣化は様々な要因によって引き起こされますが、最も主要な要因とされるのがコンクリートの「中性化」による劣化です。
コンクリートは打設直後は強いアルカリ性です。このアルカリの性質により、コンクリート中の鉄筋は腐食から守られています。
ところが、車の排気ガスや酸性雨、さらに潮風による塩害によって、コンクリートは表面から中心部に向かって「中性化」が徐々に進行していきます。
この「中性化」の進行がコンクリート中心の鉄筋にまで到達すると、それまでアルカリによって腐食から守られていた鉄筋が急激に腐食し、腐食による膨張によってコンクリートは内部から崩壊に向かうのです。
コンクリートの「寿命」というのは「中性化」が中心部分にまで及ぶ年数といわれています。それは30年~40年と考えられています。
タックダインを使ったコンクリート補強工事の実例動画
床下ネットでは、タックダインを使った、家屋の基礎補強工事も承っております。
コンクリートのヒビ割れ補強や、コンクリートの劣化補強をいたしますので、遠慮無くご相談下さい。