老朽化マンションで発生した深刻な漏水トラブル対応|管理組合からの現場調査依頼
2025年11月某日夕方、東京都練馬区にある老朽化した分譲マンションにて、管理組合様より「下階のトイレ天井から漏水している可能性がある」との連絡を受け、当日中に現場調査へ伺いました。
築年数が経過したマンションでは、給水管・排水管の老朽化による漏水トラブルが増加傾向にあり、今回もその典型的なケースでした。
天井開口調査で判明した漏水の兆候
後日、下階住戸のトイレ天井を一部解体し調査を実施。
その結果、階上住戸のトイレ配管周辺からの漏水が確認されました。
電気器具周辺からポタポタ漏水します
トイレの天井板を剥がしました。かなり水を含んでます
階上のトイレの配管周辺から漏水
この時点では、
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階上住戸の居住者と連絡が取れない
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漏水した水に汚れや濁りがない
という状況から、排水管ではなく給水管由来の漏水の可能性が高いと推測しました。
当初は「管理組合を通じて階上住民と早期に連絡が取れ、速やかに原因特定・修繕が進むだろう」と考えていましたが、状況は想像以上に長期化します。
応急処置と度重なる現場対応|漏水被害の拡大防止
■ 11月中旬
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天井裏に水受け皿を設置
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吸水対策として紙おむつを使用した仮応急処置
天井全部撤去して、水受けの集水ジョーゴ設置、電気器具仮移設を行いました
■ 11月下旬 夜間【緊急対応】
住民様より
「漏水がひどくなり、焦げ臭いにおいがする」
との連絡を受け、緊急出動。
現場確認すると、電気器具周辺から異臭を確認。
感電・火災リスクを考慮し、速やかに照明器具を取り外し安全を確保しました。
念のため、翌日も再訪問し安全確認を実施しています。
天井全面撤去と本格的な養生対応
■ 11月下旬さらに後日
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トイレ天井を全面撤去
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水を一点に集めるため、集水ジョーゴ(漏水受け)を設置
■ 12月初旬
住民様より
「天井のビニールに水が偏っていて、下に漏れないか心配」
との相談を受け、現地確認。
■ 12月初旬後日
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水受けシートの追加設置
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集水ジョーゴの再調整
■ 12月中旬
「端部から水が漏れている」との連絡を受け、追加対応。
端っこの水漏れに対処
この案件では、少なくとも9回以上の現場訪問を行っています。
階上住民と連絡が取れないままの長期漏水
最終的に、
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階上住民と長期間連絡が取れない
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漏水がいつ止まるかわからない
という状況を踏まえ、
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天井全面撤去
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集水ジョーゴ設置
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電気器具の仮移設
といった長期戦を想定した漏水対策を実施しました。
年明け後、住民様からの連絡によると、
大晦日に階上で生活音があり、それ以降漏水は止まっているとのこと。
しかし、階上住民とは依然として連絡が取れない状態が続いています。
老朽化マンションに潜む漏水リスクと今後の課題
今回の漏水トラブルを通じて、改めて以下の問題を痛感しました。
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築年数が古い区分所有マンションでは配管事故が今後さらに増加する
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所有者不明・連絡不能・賃貸入居など、権利関係が複雑
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漏水時の初動対応が遅れると、被害・費用・精神的負担が拡大
築古マンションを「所有する・住む」リスクを考える時代へ
これからは、
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定期的な配管点検
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管理組合と専門業者の連携
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漏水時の緊急対応フロー整備
がますます重要になります。
老朽化マンションの漏水対策・緊急対応でお困りの方は、早めの専門業者相談が被害拡大を防ぐ最大のポイントです。
築年数の古いマンションで漏水が気になるみなさまへ
この事例と同じようなお悩みをお抱えの方、ぜひご相談下さい。
私どもが調査~ご提案~修理まで担当いたします。






